捨てる、全部持っていく、実家に置く、預ける。
一人暮らし前の荷物どうしよう問題を順番にわかりやすく息子と親父との経験談をもとに解説していきます。
ひとり暮らしが決まったのは良いが、どうするこの荷物?
うちの高校生の息子が大学に通うため一人暮らしを始めることになりました。
実家暮らしから一人暮らしすることになった。
ワクワクの始まりです。
家具を見たり、家電を選んだり、どんな部屋にするか考えたり。
新しく必要なものを探すのは楽しい時間ですね。
一方で悩ましい問題もあります。
今持っているモノをどうするか?
服、本、趣味のグッズ、季節家電、思い出のもの。
これ、どうすっかなーー。

どれもこれも大事やし、必要なモノなんよ。

まあ、わかるで。
俺もあった、手放せないモノ。今まで大事にしてきてるからこそな。
けど、何も考えんと全部持っていくと、引っ越し先で置き場所に困るのは目に見えてるからな。
全部持っていきたい!でも、新居が窮屈になるかも……
いったん考えるのをやめて、全部持っていこう。
やっぱり手元にあると安心だから。
ただ、一人暮らしの部屋は思っているより収納が少ないし、狭い。
クローゼットは服でいっぱい。
本やグッズは棚に入りきらない。
布団や季節家電は置き場所に困る。
気づいたら、床に段ボールが残ったままになる。
せっかく一人暮らしを始めたのに、部屋が荷物置き場みたいになるのは少しもったいない。

念願のひとり暮らしのスタートで荷物いっぱいっていうのは嫌やねんなー。
これから増えていくやろうし。

きれいな部屋がええもんな。
間違いなく増えるから、空きスペースは確保しといた方がええよ。
大事なモノかもしれんけど、全部持っていくっていうのは結構しんどいで。
だけど、断捨離しなきゃいけない、という思い込みは断捨離してよい
モノが多く、ここからどうするか?と考えたとき、真っ先に浮かぶのが断捨離でしょう。
減らすことで解決するだろうと。
確かに減らすことができれば、新居にも荷物があふれずスッキリした家で新生活を始められます。
正しい。
でも、断捨離できないから困っています。
そんな簡単に決断できないモノだから困るわけです。
大事だから。
必要になるかもしれないから。
そうではないモノであれば、すでに断捨離し終えているはず。
そこはできるんです。
断捨離できる人なんです。

でも、断捨離せんとあかんよな。

それでもなお断捨離できるなら、そらした方が良いよ。
でも、それが難しいから困ってるんやろ?
ほかの方法を考えたらええんちゃうか?
今、目の前でどうするか悩んでいるモノがまさに大事なモノです。
断捨離しなきゃという考えは一方的な思い込みだったりします。
だって、捨てる以外にも方法がありますから。
実家に残したままいくか?親が触るかも、必要なときにすぐ使えないかも
捨てない、新居に持っていかない。
そうする場合の方法として、実家に置いておくというのもあります。
実家に置いておけば引っ越す荷物が減るし引っ越し費用も抑えられるでしょう。
保管するためのお金もかかりません。
ベストな答えのように思えます。
ところが、同じ状況にいる人がみんな同じ決断をするわけではありません。
そこには理由があります。
実家に残しておく問題1
ひとつは、必要なときにすぐ手元に戻せないこと。
親に連絡して送ってもらう、または実家に取りに帰る。
実家までが遠いとなると、より一層手間も時間もかかります。
そして、もうひとつが管理の問題です。
あなたにとっては大事なモノでも、親からすると「子どものモノ」という感覚かもしれません。
管理に対する価値観が違います。
実家に残しておく問題2
最悪のケースでは、いつの間にか処分されてしまうことも。
モノによっては丁寧に管理しなければいけないものもあるでしょう。
その管理を親に任せることになります。

さすがに勝手に捨てるとかは無いやろ?

ある(笑)

俺は捨てられたから、ある。
親にとっちゃ、ただのモノや。
「なんでここにこんなんあったっけ?持っていかずに置いてるってことはいらんのやと思って」が親の主張や。
実家に残すのはお金の面ではベストでしょう。
一方で、必要なときに手元へ戻せるスピード感と親に任せる管理。
ここをどう捉えるか次第の方法と言えるでしょう。
どれを選んでも、少し困る
捨てると、後悔しそう。
不安になりそう。
全部持っていくと、部屋が狭くなりそう。
実家に置くと、必要なときに困りそう。
勝手に触れられたり、処分されたりしないか……。
だから決めきれない。
そこで、もうひとつの方法を考えます。
それが親父と大学生の息子での話し合いで至った結果でもあります。
PICK UP!預けることで、暮らしが変わった人たち
CASE01
1実家では5帖の自室に服を詰め込み、押し入れにも溢れていた。
一人暮らしを始めると、6帖の部屋のクローゼットがすぐにパンパンに。最初は「断捨離すれば何とかなる」と本気で取り組んだ。
週末ごとに全部出して「これ着てない」「これもう古い」と選別。メルカリに出したり、友達に譲ったりした。
でも結局「お気に入りは残したい」という気持ちが勝って、減る量より増える量の方が多かった。次にやったのは収納グッズの大量買い。突っ張り棒、吊るせる棚、圧縮袋、ベッド下収納……。Amazonで口コミを見て片っ端から試した。一時的には収まったように見えたが、部屋がさらに狭くなり、動線が悪くなって「これ、逆にストレス増えてない?」と感じるように。
友達を呼ぶのも恥ずかしくて、いつも「今ちょっと散らかってるから」と断っていた。
ある日、友達の家に遊びに行った帰りに看板を見かけて「トランクルーム」の存在を知った。
調べてみたら屋内型で温度管理もできると知り、試しに1.5帖を契約。
季節外の服や「いつか着るかも」の服をまとめて預けたら、クローゼットに余裕が生まれ、部屋に床が見えるようになった。
「やっと普通の生活ができる」と、初めて自分の部屋を好きになれた。
CASE02
高校生の頃から本格的に推し活を始めました。
アイドルのライブに通い、アクリルスタンド、ぬいぐるみ、ライブTシャツ、CD、限定ポスター、うちわなど気づけば部屋中が推し色一色に。実家暮らしの頃は、また増えたの?とか親に呆れられつつも、自分の部屋と押し入れに無理やり押し込めて何とかなっていたんですが。
でも就職を機に一人暮らしを始めると状況は一変ね。借りたのは都内の1K。クローゼットはもちろん小さい。引っ越し当日はこれ、全部入るわけないと絶望…
生活必需品を置くだけで精一杯なのに。だから床にグッズが散乱し、歩くのも一苦労だった。この状況では友達を呼ぶのは絶対に無理だね、せっかくの一人暮らしなのに。
散らかっている今なんて見せられない、変にストレスすら感じてしまってた。新しいグッズが出ても、もう置く場所がないからどうしよう…(結局買う)と何するにも心が重たい。どこか制限かけてる感じが悲しかった。
いろいろ工夫もしたりしたけど。
断捨離とかね、1軍だけ残して2軍は処分しよう!でもどれも想い出が浮かんで罪悪感…無理…。唯一手放した方法はメルカリかな。数点だけ。同じ推しの人だから良いかと思ってたけど、やっぱり手放す時がしんどかった。
収納術とかもやってみたけど、一時的には綺麗に見えるものの、結局部屋がさらに狭く感じたし、これ、逆にストレス増えてない?と感じるように。
そんなある日、SNSで「推し活グッズ、宅配で預けられるらしい」という投稿を目にして気になって調べてみました。
色んなサービスがあって、要は専用ボックスに詰めて送るだけで保管してくれるというもの。しかも1点ずつ写真撮影してくれて、スマホでいつでもコレクションを見れる。半信半疑で、まず1箱だけ試してみた。着なくなったライブTシャツや、あまり飾らないアクリルスタンド、過去のCDを詰めて配送。配送っていっても取りに来てくれるので大助かりでした。
おかげで……床が見える!クローゼットにも余裕が生まれ、生活スペースが広い!スマホを開けば預けたグッズが見れる!おかげで友達も呼べるし、新しいグッズにも我慢を考えるということもなくなりました。余計なストレスが無くなったのが嬉しい。

預けて管理してもらうのもありやな。写真で見れるのがいいな。

預けるサービスといっても、いろいろあるからな。
保管環境も、預け方も、手元に戻す方法もサービスによって違う。
大事なモノに合うところを選ぶのが大切やな。
自分専用の収納スペースとして使える、レンタル倉庫サービス
自分専用の収納スペースを借りる。
それがレンタル倉庫サービスです。
トランクルームと呼ばれることもあります。
毎日使うものは新居へ持っていく。
今すぐ使わないけど捨てたくないものだけ外に預ける。
これで大事なモノを捨てることなく守ることができます。

そっか。
じゃあ、預けるモノと持っていくモノで分けていけばいいだけか。
「どうしよう」という感じじゃないから、割と分類しやすくなるな。

そうなれば楽やん?
捨てるともう返ってこんけど、預けるだけやからな。
「これは預けていいか」というモノを預ければいいだけやからな。
ここまで考えた方法を並べるとそれぞれに良いところと気になるところがあります。
| 方法 | 良いところ | 気になるところ |
|---|---|---|
| 全部持っていく | 手元にある安心感 | 収納が少ない部屋だと生活スペースが狭くなり、荷物にあふれやすい |
| 断捨離する | 部屋を広く使えて、引っ越しもラク | 大事なモノだから心苦しく、捨てたあとに後悔しやすい |
| 実家に置く | 保管するためのお金がかからない | 必要なときにすぐ手元に戻せず、管理を親に任せることになる |
| 預ける | 今すぐ使わない荷物の置き場所を作れて、自分で管理できる | 月額料金や取り出し料金がかかる |
宅配型なら、ダンボール1箱を月額330円から預けられる
保管場所が生まれるのはメリットです。
でも、サービスなので料金がかかるのが気になるところ。
一人暮らしは準備段階から実際に生活をスタートしてからもお金がどんどん出ていきます。
家賃、敷金礼金、家具、家電、引っ越し代。
お金に余裕がある状態とは言えないでしょう。
そこにレンタル倉庫の月額まで増えるのは、正直きついと感じたのではないでしょうか。

あんまりお金を使う余裕は無いから、それが気になるかな。

それはそう。
でも、預ける量やサイズは選べるからな。
負担が少ない金額で使える大きさを見つけて、その分だけ預けたらいい。
宅配型の保管サービスには、ダンボール1箱を月額330円から預けられるプランがあります。
宅配型の保管サービスにはダンボール1箱を月額330円から預けられるプランがあります。
すべての荷物を預ける必要はありません。今預けてもよいモノだけなら、出費を抑えて始めることもできます。
こういった考え方もあります。
1,000円だと使える
↓
1,000円だとサイズはどれくらいだろう
↓
このサイズであれば、これだけを預けるようにしよう
月額費用から預けるモノを決める方がむしろスムーズに整理しやすいかもしれません。

そうやな。
まずは1箱くらいで、取り出すときの料金も含めて見てみようかな。
生活し始めてから、費用の負担とかサービスの便利さも確かめて、問題なさそうやったら少し増やしてみるとかにしようか。

ええね。
全部預ける必要はないからな。
それで事足りたら良いし、足りなかったらそこで足してみたらいい。
生活してみんと、使えるお金も見えてこん部分があるからな。
もちろん、無理に借りる必要はありません。
でも、部屋が荷物で狭くなるストレスを減らせるなら、レンタル倉庫を選択肢として確認する価値はあります。
私も最初は、去年1年間触ってもいない、使ってもいないなら、いらんやん、さっさと捨ててしまえと思っていました。
でも、持ち主の息子からするとまったく温度感が違った。
どれもこれも、大事な理由がありました。
親子でじゃあ、どうすんねん?と考え、レンタル倉庫サービスを調べ、息子も納得できる新生活を始めることができました。
そのときの息子とのやりとりや、調べたこと、モノに対する考え方は、同じような状況にいる人の参考になると思っています。
まずはレンタル倉庫について気になる点があれば下記から知りたい情報を確認してみてください。
いきなり借りようではなく、どんなサービスなのかを理解し、自分に必要な預け方を確認するところから始めましょう。